直径40の大球、本格ザワークラウト
ロールキャベツが旨い（春秋冬どり栽培）

●定植後70日程度で球径30～40cm、球重4-5kg
●葉は軟らかく平滑で食味に優れる
●草勢強く、平地で栽培できる
●霜にあたると表面は焼けたようになるが、中は新鮮なまま甘味がいっそう強まる
●直売所主催の大きさコンテストやアイキャッチとして栽培しても面白い

【栽培ポイント】
●発芽適温は20－23℃。子葉展開時に間引きする。夏場は雨、害虫避けのため寒冷紗被覆が望ましい。本葉5-6舞の苗を株間70cm程度に定植し外葉を大きく育てるようにする。高温時はなるべく夕方に植え付け活着を促進する。
畑には完熟した堆肥を施し窒素は1㎡あたり24g前後の半量を元肥として、残りの半量をカリウムとともに定植40日頃に追肥する。定植後80日程度で収穫開始できる。霜にあたると表面は焼けたようになるが、中は新鮮なまま甘味がいっそう強まる。
●調理
本格的なザワークラウト、ニシン漬け、味噌漬けなどの漬物。コールスローなどのサラダ。ロールキャベツ、蒸し煮などの煮食も良い。
●来歴
片親の札幌大球の系統は1800年代にアメリカから持ち込まれたのがルーツとされ、明治末期頃には札幌とその周辺で作付けされたキャベツの大半を占めていたといわれる。冬期間の貴重な保存食のニシン漬けの食材として重用された。