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タイニーシュシュ

ゆめいろハクサイ「タイニーシュシュ」

「ゆめいろハクサイ・タイニーシュシュ」は、耐暑性にすぐれ、生で食べても美味しい新しいタイプのハクサイです。
播種後60日程度で球重1kg前後のミニハクサイとして収穫できますが、さわやかな食味のよさを生かしたサラダ用野菜として、
結球始めで収穫・出荷するのも面白い取り組みです。
今回は、この新しい出荷形態についてポイントをご紹介します。


基本的な特徴

球形はやや長い円筒形となり球長20cm程度になる。
栽植密度を調節することで、200gほどの結球始めから1.2kgほどのミニハクサイサイズまで、いろいろなサイズで収穫できる。
葉に毛じがないため口当たりがよい。葉肉が厚く歯切れがよいので、さくさくとした食感が楽しめる。
耐暑性、耐雨性に非常にs

栽培のポイントは株間

新しい出荷形態に取り組む場合は、15×15cm~20×20cm程度の極密植栽培を基本とします。
株間が狭いほうが、外葉が隣同士競い合って早く立ち上がってきますが、時期によっては株が十分できないことがあります。株間に若干ゆとりを持たせると、外葉の立ち上がりは遅れますが、株がほどよく太って収穫時のスタイルがよくなり、そろいもよくなります。
株間を変えた試作をおこない、作付時期や収穫スケジュールに合わせた最適の株間を見つけるのがよいでしょう。

下の表は、同じ栽培期間でも株間によってどのくらい収量に差が出るのか調べたものです。
密植可能な特性を生かしながらも、重量とそろいのよさで収量を上げるには、15×15cmの4条がバランスがよさそうです。
生育が早い高温期や、低温で株ができにくい時期には、もう少し株間を広げ、立ち上がる前に株をしっかりつくるとよいでしょう。

生理障害対策

生理障害は、窒素過多、極度の乾燥・加湿、気温の急激な変化などによって根の働きがこじれ、微量要素をバランスよく吸収できないときに生じると考えられています。
①年に一度は深耕して硬盤を崩し根が伸びやすい環境をつくる
②良質な有機質肥料で健全な土づくりをおこなう
③元肥は少なめにして追肥でバランスをとる
④こまめな水質管理をおこなう・・・などの方法でスムーズな生育を促しましょう。

株が十分にできないと
中肋が尖りダルマ状と
なる
石灰欠乏症の様子

被覆資材を上手に活用しよう


上の写真は君津育種場の試験栽培ハウスの様子です。
7月からの白黒マルチを利用した栽培試験では、同じマルチを使って続けて栽培できないか試験をおこないました。施肥設計や水管理にもよりますが、君津試験場では左表の通り2回目まで無事収穫することができました。

第1回目
第2回目
播種
収穫
播種
収穫
8月初
8月末
9月上旬
10月下旬
7月半ば
8月中旬
8月末
10月中旬
7月上旬
8月上旬
8月中旬
10月上旬




11月から3月までは抽だいに注意
通常のハクサイに比べると抽だいが早いため、11月から3月にかけては注意が必要です。
試作では3月上旬まきのハウス栽培でも収穫することができましたが、初めて取り組む場合は3月下旬のトンネル・ハウス栽培からスタートするのが無難です。
秋の試作では10月上旬の露地栽培でも収穫できましたが、まずは9月いっぱいまでが無難でしょう。11月以降はトンネル・ハウスでも結球しない恐れがあるため、十分な保温を心がけます。

 
出荷・栽培のポイント

サラダ用野菜として出荷する場合、虫や泥は商品性を低下させます。寒冷紗やマルチを上手に活用し、出荷の際は切り口をきれいにぬぐって袋詰めするとよいでしょう。
新しい野菜の場合、販売時の説明も大切です。カラフルなオリジナルFC袋や、レシピ満載の出荷用パンフレットなどを是非ご活用ください。


タイニーシュシュレシピ集
タイニーシュシュレシピ集

サラダでどうぞ!つくり方、食べ方いろいろ

●葉に毛茸がなく、みずみずしく食感がよいので生食に向く。
●結球始めの200g程度から、1.2kgほどのミニハクサイサイズまで、いろいろなサイズで収穫できる。

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