肥料が切れたらどうなるか
⇒肥料が切れるとともに、下葉が黄化していきます。さらにそのまま放置しておくと黄化部から枯れ始めます。
肥料が足りないのか、肥料が効かないのか
⇒追肥後に圃場が極端に乾燥している場合、肥料が効かないこともあります。可能であれば、追肥後に灌水を行うとよいでしょう。
追肥の最終タイミングについて
⇒即効性の肥料といえども、1番穂に効果が現れるのは雄花の出穂期くらいまで。それ以降の追肥は施肥量ほどの効果が現れないので注意が必要です。
●適期収穫までの流れ
圃場ごとに、どの品種をつくっているか必ず記録する。
登熟の早い品種は収穫時の労力も考えて段まきする。
|
絹糸が出始めの日付を栽培日誌などに記録する。
平均気温と登熟に要する積算温度(下記参照)を基に、収穫予想日を決めておく。
収穫予想日の3日程度前に試しどりする。
|
試しどりし、適期までどれくらいか判断する。(実際に食べてみるとよくわかる)
品種によって適期の穂姿も異なるので注意する。
|
絹糸抽出から収穫までの積算温度の目安
ゴールドラッシュ ・・・ 450~460℃
ゴールドラッシュ86 ・・・ 520℃
ゴールドラッシュ88 ・・・ 500℃
|
★穂サイズが出ていないからといって収穫を待ってはダメ
★砂地では通常より登熟が早まるので、より早めに調査する
《積算温度について》1日の最高気温・最低気温をたして2で割った数値がおおよその平均気温となります。これを毎日たしていった数値が積算温度となります。たとえば、1日の平均気温が23℃であった場合、絹糸抽出日よりおおよそ19
~20日後(積算温度450~460℃)が、「ゴールドラッシュ」の収穫適期となりますが、23℃より高い日が数日続いた場合は、20日よりも早い時期に適期を迎えることとなります。
|