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若侍



若侍

特性

耐署性と耐寒性に優れ、周年栽培可能な小ネギF1品種
葉は濃緑色で葉肉は厚く、葉先枯れや葉折れの発生が少なく、輸送性に優れる。
葉鞘基部の膨らみはなく、また首部の締りが良く、収穫調製作業が容易である。
高温期、低温期の伸長力もおう盛で、多収型の品種である。


栽培の要点

圃場の準備:小ネギの栽培は、パイプハウス等による雨よけ栽培が基本である。小ネギは周年栽培する場合が多いため、特に土作りが大切で、通気性、保水性、排水性の確保が必要である。そのためには完熟堆肥等の有機質を多めに施用し、土壌の物理的、生物的条件を良好にすることが重要である。また、小ネギは酸性土壌を嫌うので、圃場の酸性度が低い場合は石灰等を用いこれを矯正する必要がある。
土壌消毒:小ネギを周年栽培する場合、苗立枯病などの土壌病害による連作障害が発生することが多くなる。このような場合、土壌消毒剤による土壌消毒を行う必要がある。土壌消毒は3作に1回を標準として行う。
肥料:播種2週間程度前に10a当り完熟堆肥2~3t、苦土石灰100kg程度を標準として施用し、よく土と混和する。施肥量は10a当りの成分量で窒素25~30kg、リン酸25~30kg、カリ20~25kg程度を標準とし、圃場条件によって加減する。また、肥料切れは生育の遅延や品質の低下を招くため、肥料切れを起こさないように必要に応じて追肥を行う。
播種:藩主は、圃場が十分湿った状態で行うことが大切である。圃場が乾燥していると発芽が不揃いになるため、そのような場合は藩主前に十分潅水を行う。播種料は1a当り500~600ml程度とし、必要に応じてべたがけ等の被覆資材を用い、保温、保湿につとめる。
播種後の管理:発芽後、被覆資材を用いている場合は速やかにこれを取り除く。生育の初期~中期(草丈15~20cm程度)までは土壌を乾燥させないように十分量の潅水を行い、生育を促進させる。生育後半は、葉色が濃くたなもちを良くするため潅水は控える。ただし夏場などの高温期では蒸散量が多く乾燥が速いため、収穫前まで潅水を継続する。また、草丈が20~30cmになったころに葉色が淡い場合は、配合肥料等を適量追肥する。
収穫・調製:草丈が55cm程度になったら収穫する。鮮度保持のため、収穫は気温の低い時間帯に行う。収穫後、出荷規格に応じて丁寧に調整する。

若侍

耐署・耐寒性に優れ、葉折れ、葉先枯れの発生が少なく、収量性の高いF1品種

●葉鞘基部の膨らみはなく、また首部の締りが良く、収穫調製作業が容易である。
●高温期、低温期の伸長力もおう盛で、多収型の品種である。

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