お店でよく見かけるシクラメンは、ほとんどが底面給水式のものです。鉢が2層になっていて、下の鉢の小窓から水を注ぐと、上の鉢の土からつながっているヒモのようなもので水を吸い上げるという仕組みのもの。シクラメン以外でもこうした底面給水鉢がずいぶん出回っています。他にポインセチア、ミニバラ、プリムラ、ポットマム、セントポーリア、カランコエなどでも使われています。
底面給水鉢の水遣りのポイントは、下の層に水がなくなってから水を与えることです。覗き穴から見ると線が引いてあり、この線のところまで水を入れます。下の層に線がない場合は、上の層の底から1cmほど空けるのがいいでしょう。上の層の底に付いてしまうほど水を入れると、根腐れすることがあります。常に水が入ってなくてはいけないと勘違いする人が多いのですが、水がなくなってから与えるのは、常に土が湿った状態になるのを防ぐためです。肥料の与え方は、底面給水用の専用肥料があるので、試してみて下さい。
花ごころ『シクラメンの底面給水活力液』は、シクラメンの他に底面給水鉢に植えられているほとんどの植物に使えます。シクラメンは、肥料を切らさないことがたくさん花をつけるポイントになるので、購入時に一緒に用意しておくとよいでしょう。お花の生産農家では、水の代わりにこうした活力液を使っているそうです。プロがやっている方法と同じやり方ですれば、花付きもきっと良くなりますよ!
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