品種の特徴

• 「ピノ・ガール」のさらなる空洞果対策として育生されたマイクロシードの新系統。低温着果性・空洞果耐性が格段に向上。耐裂果性もさらに向上。
• 無加温ハウスでの早出し栽培において、開花期の天候不良により着果不足となっても、空洞果発生が少なく、果形も安定し、高い秀品性を発揮。
• 草勢は「ピノ・ガール」や改良系「NW-552」よりもさらに大人しく、一般的小玉品種と大差ないレベル。そのため、台木選択や栽培方法も慣行の小玉品種と大差なく栽培容易。
• 「NW-552」と同様に果皮色は濃緑。うどんこ病・炭素病に、複合耐病性を有する。よって、ハウス早出しから露地栽培まで幅広い作型に適応。
• 果重1.8～2.2kg程度で良く揃い、「ピノ・ガール」系としてはやや大きめ。
• 果肉は極めて硬いがシャリ感強く、従来にないハード食感が特徴的。糖度も高く、食味水準は極めて高い。ブロックカット販売でも真価を発揮。

栽培のポイント

• 「ピノ・ガール」よりも3～5日程度晩生。早穫りしないようご注意ください。