BonBonリッチ[小玉西瓜]
㈱萩原農場
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㈱萩原農場
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商品コード:011357
「この商品は野菜のタネです」
種苗情報
育成の目標と経過
- 差別化ができる黒皮系品種の「ひとりじめBonBon」は、高温期でも栽培し易く、食味が大玉西瓜に近い食感(シャリ感強い)が、市場での高評価に繋がっている。この食味の良さを継承し、更に高温期でも草勢低下が無く、濃い黒皮で形状や肥大性が良く、秀品率が高い品種の育成を目標とした。
当農では、ツル持ちがよく、食味の優れた「ひとりじめBonBon」親系に、皮色が濃く果肉の変質がなく糖度が高い、当社保有の固定系を組み合わせ、所期の特性が確認出来たので、「BonBonリッチ」とした。
特性
- 草勢は旺盛では有るが、雌花の着生や着果揃いが良い。
- 果実は肥大良く、肩張り良い円球形で、2次肥大による変形果や空洞果が極めて少ない。
- 果皮は栽培時期を問わず濃い黒皮で、縞柄が見えにくい。果皮は硬く弾力があり、裂果や裂皮の発生は皆無である。
- 果肉は鮮やかな桃紅系で、やや締まりある硬めの肉質で、糖度も高く安定する。
- ウルミの発生や種子部の軟化がなく、高温期栽培でも果肉の変質が少ない。
- 高温期栽培でもツル持ちがよく、2番果についても収量性がよい。
- 成熟日数は5~6月収穫で交配後40~35日、7~8月で35~30日が目安である。
栽培上の留意点
- 施肥量は「ひとりじめBonBon」と同程度でよいが、栽培圃場・栽培条件により調整する。
- 整枝栽培を基本とし、株間45~50㎝3本仕立て2果収穫、もしくは株間55~60㎝4本仕立て3果収穫とし、3~4番花を中心に一斉着果させる。
- 適期収穫を徹底する為に、2日毎に交配日表示を必ず行う。