サミット (BL-648)[ブロッコリー]
㈱ブロリード
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㈱ブロリード
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商品コード:002633
「この商品は野菜のタネです」
種苗情報
ボトニングに強い。大玉収穫も可能
適応性の広いアントシアンレスの中生種
特性
- 平坦地の8 月中旬播種で約120 日で収穫となる中生種。
- 平坦地の11 月~ 1 月収穫、5 月収穫の栽培に適する。
- 花蕾形状はボリュームのあるドーム型となり、蕾粒が細かく締まりが良い。
- 死花の発生は比較的少ない。
- 収穫後の黄化が遅く、棚持ちが良い。
- 草姿は半立性で、根張りが強く、生育が旺盛。
- 花蕾に紫色(アントシアン)の着色が無い。
栽培の注意点
- 吸肥力があるため、多肥栽培で葉柄が通常より長くなり葉が倒れやすくなる。多肥栽培は避け、適肥栽培を行う。
- 高温時の栽培で蕾粒の不揃い(キャッツアイ)が発生する場合がある。極端な早まきは避け、適期栽培を心がける。
栽培のポイント
畑準備
- ブロッコリーは日当たりが良く、排水性の良い圃場を好みます。排水の悪い圃場では高畝や溝切りなどの排水対策が必要となります。
- 堆肥は定植の約1 ヶ月前に施し、苦土石灰は約2 週間前に、化成肥料は約1 週間前までに施します。
- 総施肥量(元肥+ 追肥)10aあたりの成分量で窒素20㎏、リン酸25 ㎏、カリ20 ㎏程度が標準です。
- 施肥量は前作の残肥や土壌条件によって異なります。施肥設計は花蕾の品質に大きく影響します。
- 施肥前に土壌診断を行い、診断結果に基づいて施肥量の調整を行ってください。また有機質肥料を利用するなどバランスの取れた土作りを行うことも重要です。
播種・育苗
- 播種後は十分に潅水を行い、発芽するまでは用土を乾燥させないように注意します。発芽後は、日当たり・風通しの良い場所で育苗を行ってください。日当たりの悪い場所や風通しの悪い場所で行うと、過湿になり苗が軟弱徒長しやすくなります。
- 発芽適温が25℃前後であるため、高温期は遮光を行うなど、温度が上がり過ぎないように管理を行ってください。また、低温期は地温を確保するためにも、被覆資材などを利用して加温を行ってください。
- 定植前は外の環境に馴らす作業を行うと、定植後の活着がスムーズになります。
定植
- 栽植距離は条間60 ~ 70 ㎝、株間32 ~ 35 ㎝程度を基準とし10a当たり4000 ~ 5000 株程度を目安とします。育苗期間が長くなり老化苗になると定植後の活着が悪くなるため、適期での定植を心がけましょう。
- 降雨直後で圃場状態が悪い場合に定植を行うことも活着不良の原因となるため避けましょう。 乾燥時は活着を促すために、潅水を行いましょう。低温期はマルチや被覆資材を利用し地温を確保することで、活着促進につながります。
定植後の管理
- 追肥、中耕、土寄せ、薬剤散布などを適切な時期に行い、健全な生育を促しましょう。
- 追肥は一度に量を多く施すよりも、少量で回数を多く施すと効果が上がります。また、追肥と合わせて中耕と土寄せを行うと生育も促進され、除草効果もあります。
- 中耕、土寄せは追肥時以外でも、降雨後に土壌が固くなり根への酸素供給が不足した場合などに行うと効果的です。ただし、株が大きくなってからの中耕は、根を傷めてしまい逆効果になる場合があるので避けましょう。
- 病害虫は初期の予防を中心とした防除を徹底すれば、被害が少なくすみます。農薬に関しては用法や用量、登録の有無などを必ずご確認ください。
収穫
- 高温期の収穫は花蕾の形状が乱れたり、死花が発生する場合があります。収穫後も色変わりや傷みが進みやすいため、予冷や保冷が必要となります。
作型表