品種特性

• バンチング（葉付き収獲） タイプのミニニンジンです。
• 10 ㎝くらいのミニサイズから、少し収穫を遅らせて20 ㎝程度のやや大きなサイズにしても収穫ができる。
• 通常の五寸ニンジンと違い、極端に肩の張らない品種のため、形が崩れにくく、いつでも細身の円筒形ニンジンとなる。
• 晩抽性が強く、春まきと夏まきの両作型に対応しています。
• 皮が薄く、スナック感覚でそのまま生食でき、肉質は歯切れがよく、甘みがありおいしい。
• 葉は毛じが少ないので葉ニンジンとして利用が可能です。

密植栽培のポイント

播種

• 播種は、畑に十分な水がある状態で行います。
• 株間1～２㎝の点播か、上の写真のように、薄めにすじまきします。
  ※栽培管理の簡単なすじまきがおすすめです。
• 2 条以上でまく場合、条間を15 ㎝程とります。
• 覆土は1 ㎝程度にし、発芽までは表面が乾き過ぎないように土の水分を保ちます。

間引き

• 発芽後に込み合ったところは、根が絡み合いねじれることがあるので、株間1～2 ㎝程度になるように間引くと、きれいなニンジンに仕上がります。
  ※ 間引き作業は大変なため、多少ねじれる個体は出ますが、間引きを行わずに収穫までもっていく簡易的な作り方も出来ます。

収穫

• 収獲は、適期播種で播種後70 日頃から収穫できます。
• 栽培期間の短い品種のため、五寸ニンジンに比べ、早まきや遅まきができます。
• 夏まき栽培では五寸ニンジンの播種限界より、10 日程遅く播種しても十分な大きさになります。
• 夏まき栽培では、早まきで播種後65 日頃から、遅まきで播種後90日頃からが収穫の目安になります。