キャロルムーン[ミニトマト]
㈱サカタのタネ
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㈱サカタのタネ
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商品コード:009469
「この商品は野菜のタネです」
種苗情報
メーカー:(株)サカタのタネ
収量性、秀品率が特に優れる
栽培しやすいミニトマト
品種の特徴
- 萎凋病(F:R-1,2)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2型)、葉かび病、斑点病に抵抗性のミニトマト。
- 草勢は強く、節間が詰まるが、異常茎の発生が少なくつくりやすい。
- 果皮が薄く、果肉が厚いので、裂果の発生が少ない。甘みと酸味のバランスがよく、食味が極めてよい。
- 肩部のベースグリーンがないので、黄変果の発生が少なく、果実の色まわりがよい。
- 下段より花数が適度で、花房が安定し、摘花の必要がない。
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適応性
夏秋栽培に最も適し、抑制、促成栽培も可能です。 -
育苗管理
播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触する頃に苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥などで追肥を行います。ミニトマトで問題となる、異型株の発生は少ない品種です。 -
定植準備
作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素12~15㎏、リン酸15~20㎏、カリ15~20㎏を標準とします。 -
定植・栽培管理
定植は第1花開花ごろを基本とします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 -
病害虫防除
青枯病の汚染圃場では、「アシスト」、「シャットアウト」などを用いて接木栽培を行います。また、近年問題となっている黄化葉巻病(TYLCV)、うどんこ病、すすかび病に対する抵抗性はないので、防除を徹底してください。
栽培上の注意点
- 草勢はやや強めでスタミナのある品種ですが、着果性に優れ、低段からの果実の肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。
- 灌水不足は着果不良の発生を助長するので、天候に合わせて、少量多回数の灌水管理を行うとよいです。
- 温度管理は最低夜温10~11℃で管理し、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保するようにします。低温管理の場合はホルモン処理が必要となります。
- 低温期に果実に光が当たらないと、果実の尻部の色まわりが悪くなることがあるので、過繁茂の場合は適宜摘葉を行い、果実全体に温度がかかるようにします。
- 裂果に強く、果肉が厚く、日もち性がよいので、通常は赤熟収穫を心がけます。しかし、温度低下期に降雨があると裂果しやすくなります。降雨日の翌日に裂果の発生が多くなるので、なるべく降雨日に収穫を済ませるようにします。
- 花数が安定しているので、摘花は必要ありません。低段の花数を確保するため、若干若苗定植にするとよいです。
- 高温、乾燥により果実のへた落ち部分がやや大きくなることがあります。灰色カビ病に対しては適宜予防薬を散布し防除に努めます。
- 高温期の窒素過多により、芯腐れ果が発生することがあるので、抑制栽培の元肥は極力少なめとし、追肥も1回あたりの窒素成分を控え少量多回数で行います。
作型表
※栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。