品種の特徴

• 果形は高球形。果重2～2.5㎏。
• 果肉は鮮黄色で、硬さは中程度。糖度12度前後。
• 低温伸長性が極めて強く、ツル伸長は極めて旺盛。
• 低温時の花粉発生は、「黄こだまＨ」同様に良好、着果しやすい。
• 裂果・空洞少なく、秀品率高い。
• 果皮色は極めて濃い緑色で、低温期ほど黒色に近く、不鮮明な縞がある。黒皮系であるが、ブルーム（果粉）は発生しない。
• ハウス5月収穫で開花後35日程度の早生種。特にハウス4～6月およびトンネル6～7月収穫の作型に好適。

栽培のポイント

• 草勢強く、低温伸長性も強いので、窒素過多には注意が必要。
• 摘芯後、ツルが揃ったら早めに換気を開始し、徒長を防ぐ。
• 初期肥大が終了したら、ハウス内の除湿を行い、収穫まで蒸し込まないようにすること（糖度上昇と果肉成熟のバランスが崩れ、糖度不足の原因となる）。
• 高温期収穫の作型は、直射日光が玉肌に長時間当らないよう注意。葉陰やマルチと接する部分は果皮色がつきにくく目立つので、マット敷きや玉返しを行う。