品種の特徴

　　　　
• 果重は平均で8～10㎏以上。良く整った短楕円形の大玉スイカ。外観はクリムゾン・スイート種とほぼ同じです。淡緑色の地に濃緑色の不鮮明で太い縞が入ります。
　　　　
• 着果数を10ａ当たり600果、坪当たり2果を目安に制限すると大玉に仕上がります。
　　　　
• 果肉色は濃桃色。糖度は11～12度程度まで容易に上がります。果肉の硬さは中位で、シャリ感があります。甘さに加え、さわやかな風味をもっています。炎天下のビーチでかぶり付きたいスイカです。
　　　　
• 整枝栽培の場合は3本仕立て1果採り、5本仕立て2果採り。普通放任栽培の場合は株当たり3果までに着果数を制限し、株間を充分確保して下さい。20節以上、できれば25節前後に着果させると果実の形状と肥大が安定します。
　　　　
• 高温多湿な日本の気候条件に合わせて品種改良されているので、従来の縞皮大玉西瓜と同様の栽培管理が可能です。根張りが良く耐暑性に優れており、西南暖地で従来の縞皮品種が草勢を維持することが困難な作型でも良品を収穫することが可能です。
　　　　
• 草勢は若干強く、雌花の着生は6～7節毎でやや遠めですが、着果性に問題ありません。施肥量は従来品種と同様か控えめにして下さい。
　　　　
• 収穫の目安となる積算温度は1,200℃、登熟日数は6月収穫で50日、7～8月は45日を目安とし、試し切りを行った後に収穫して下さい。