品種の特徴

• 播種後50～60日で収穫
• 出荷サイズは20cm前後
• 専用出荷袋を使い、1袋200g目安で出荷する
• 食味、香りはフルサイズのフェンネル同様。スティック状で食べやすく、調理の幅も広い。

栽培のポイント

• 種まき
  発芽適温は20～25℃、発芽迄1週間程度。筋播きでは、双葉、本葉で間引き株間2～5cmとします。点播きでは、15×15cm間隔で3～5粒ずつ播種し、間引きは不要です。まき溝の深さは、3mm程度で、覆土は種が隠れる程度で、種まき後、軽く押しつけ土とよくなじませます。
• 種まき時の注意点
  酷暑期はトンネル遮光し地温を下げて下さい。初期育成緩慢なので、発芽までは地面を乾かさないように灌水を行います。30℃以上の高温や10℃以下の低温で生育が鈍り、4℃以下で停滞いたします。霜害を受けやすいので、該当時期の種まきは避けるのが無難でしょう。
  3～5月上旬の種まきは、抽だいの可能性が高いので、暖地で露地まきは避けるなど注意しましょう。
• 管理
  施肥は、窒素成分で5g/㎡を全量元肥で与え、追肥は必要ありません。生育後半の倒伏予防で栽培場所を紐で囲うと良いでしょう。播種後60日で株元の幅が小指程度になれば収穫時期で親指程度までは収穫可能です。香りと食感、ほんのりとした甘さを堪能してください。
• 営利出荷
  1株に付ける葉の数は3枚を基本とします（2本と若葉1本）。根基から20～25cmで葉を切り落とし調製します。5本以上（7～8本が理想）で150g/束を基本とし、専用FG袋で出荷します。商品としての価値を高めて出荷しましょう。