食味良好15g前後の果実（促成・半促成・抑制）

●葉かび病抵抗性、ウィルス病（ToMV Tm-2a）と萎凋病（R-1）抵抗性
●草勢強く、栽培容易
●花房は初期よりダブル中心で1花房あたり15～35果
●花数もちょうど良く、摘花作業が不要
●果色は光沢のある鮮赤色、果重は15g前後で、揃いよく、糖度は8度に安定し裂果が極めて少なく高品質
●促成、無加温、雨よけ、抑制栽培に適する
●葉が小さめで葉かび病抵抗性があるので密植可能株間30-35cm目安

【栽培ポイント】
通年共通留意
直根太根中心で草勢安定し栽培しやすい反面、細根が少ないので冬場の水分が少ないと葉先枯れが発生しやすい
葉先枯れ
対策は、定期的な灌水（液肥/リン・カリ/カルシウム）が良い。
花が小さくなる
冬場に日射量が少ないと花が小さくなり易い。対策は、カーテンを日中は開閉又は、リンサン系の葉面散布。
肥培管理
元肥より、追肥中心で特に中段からの追肥はP・K中心に多めに施用。
（kg/10a）
抑制栽培　N：P：K　10：8：20
越冬栽培　N：P：K　25：15：30
夏秋栽培　N：P：K　15：10：20
追肥、灌水は、草性をみながら随時行う。3段開花以降週1回。
マルチ栽培
水分の均一化で裂果防止・花数増加・斑点病防止。
2本仕立て
栄養と生殖生長のバランスをとり、花数を増やし生殖成長に傾ける。2本仕立てで着果負担が多い場合は、早めに追肥、灌水。樹が弱った場合は、脇芽の葉を2枚残し摘芯し樹勢の回復を促す。
芽欠き
5段開花までは行わない。大玉トマトと異なり生育が早いのでゆっくりと行い葉面積を確保する。（花房下の芽は葉を2枚残して先端を止めるのも有効）葉欠きは、悪い葉以外は残したままでも可。低温期は着色をよくするために葉欠きを行うとよい。高温着果性良好。