葉の耐寒性が極めて強い、
　秋冬どりの五寸ニンジン!

【特長】
●葉の耐寒性にすぐれる
　草姿立性で葉の耐寒性が極めて強く、葉の軸もしっかりしているため、年明けからの機械収穫も可能。
●作業時の割れが少ない
　肉質はかたくて緻密。特に、割れやすい冬場の収穫や、洗浄によるひび割れが少ない。
●根色は芯まで鮮やか
　根形はやや肩張り、根色は芯まで鮮やかな鮮紅色。適期まきでは根長19cm、根重220g程度に太り、収量性が高い。
●根部病害のしみ腐病に強い
　本種は排水性や通気性の悪い圃場で発生しやすいしみ腐病に安定して強く、重い土質でも安心して栽培できる。

【栽培の要点】
●適期播種を心掛ける
　中間・暖地の冬どりは、太りがほぼ完了してから厳寒期を迎えられるよう播種日を決める。無理な早まきはエクボ症など異常形状発生を引き起こし、遅まきは着色不良になりやすいため注意が必要。
●追肥型の肥培管理
　葉を健全に保つために、元肥として全量の2/3程度を施し、後半の肥切れに注意して肥培管理を行う。
●均一な発芽を
　良品生産のためには、均一な発芽を心掛ける。発芽には多くの水分が必要なため、土壌水分に注意する
●土寄せの実施
　青首防止のため、最終間引き後に土寄せを行う。また、降霜の厳しい地域では、首部の凍害防止のため12月にも土寄せすることが望ましい。
●病害防除
　高温期の栽培は、黒葉枯病などの地上部病害が発生しやすいため、肥切れによる草勢低下に注意し、早めの薬剤防除を心掛ける。