品種の特徴

　　　　
• 花落ちが比較的小さく、裂果しにくいのが特長。空洞果や変形果の発生が少なく、果実の揃いの優れた、秀品率と生産率の高い品種です。
　　 　　
• 果皮の地色は濃く、太い縞が通ります。果重は平均で6～8kg以上になります。
　　　 　
• 果肉色は鮮やかな紅色で、果形は良く整った正球形～若干高球形になります。
　　　 　
• 果肉は若干やわらかめですが、適度な締まりもあり、繊維が少なく、シャリ感に富んでいます。
　　　 　
• 果肉の中心部から皮の近くまでの糖度差が少なく、食味が非常に優れており、日照が不足気味の条件下でも糖度は容易に12度以上に上がります。
　　　 　
• 初期肥大が特別良いわけではありませんが、収穫直前までじわじわと肥大し、収穫期には大玉に仕上がります。
　　　 　
• 低温期でも雌花は定節位に安定して着生し、また、充分な花粉の出る雄花を得ることができます。
　　　 　
• 定植後の初期生育は普通からやや強勢で、葉の大きさは普通。秀品率を気にして草勢を抑えるより、収穫期に至るまでやや強勢に管理したほうが糖度が高く、肥大も良くなるタイプの品種です。
　　　 　
• ハウス半促成からトンネルの広範囲の作型に適します。登熟日数は5月収穫で48～53日、6～7月で45～48日前後を目安にし、必ず試し切りを行った後収穫して下さい。