品種の特徴

• 「マリアージュグラン」につる割病抵抗性（FR0.1.2）及びうどんこ病抵抗性を付与させた低温～中温期向け赤肉メロン。
• 初期草勢は中位で中期以降は強くなりツルもち優れる。葉はやや大きめ。
• 果皮は美しい白肌でネットは高く綺麗に盛る。
• 果重1.5～2.0kgで肥大性が良い。果形は球形～やや腰高。
• 果肉色は鮮やかな橙色で肉質はメルティング質。
• 人参臭さは極めて少なく美味しい。
• 低温環境でも花飛び少なく着果揃いが良い。
• 成熟日数は53～55日。

栽培のポイント

• つる割病レース1.2yや1.2wには罹病するので、どのレースが発生しているのかを確認の上、栽培する。
• 後半の草勢が強すぎると糖度の上昇が遅くなるので、後半に肥料が残らないような施肥設計や管理を行う。
• 高温期の作型では過肥大を起こすが、後半の草勢が強いので着果吸うを増やすことにより過肥大防止も可能。過熟になるとうるみが出る場合があるので適期収穫に努める。

ブリーダーからのコメント

• ブリーダーからのコメント近年つる割病レース1が熊本県にも蔓延しています。既存のネット系品種の殆どはレース1抵抗性を保有しておらず、抵抗性台木に接木して回避しています。しかし接木をしてまでメロンを栽培出来ないという声が多いのも現実です。そこで「マリアージュ」シリーズにつる割病レース1抵抗性を付与し、レース1に対して自根でも栽培出来る品種を目指しました。その第一弾がこの「マリーアジュ・ルフレ」です。「ルフレ」とはフランス語で「輝き」という意味。メロン生産者の方々に輝きを放ってほしいと思います。