暑さに強く、ゆっくりとした生育で、夏まき栽培に最適です。
また、白さび病に強く、春秋の冷涼多雨期にも作りやすい品種です。
葉は味波小松菜よりやや長め、濃緑色の照り葉で見た目も映えます。
草姿は立性で葉柄が太く、作業性にすぐれます。
さらに、そのゆっくりとした生育から、収穫期間が長く、高い在圃性も持ち合わせています。
夏場にこのはるな小松菜を作付けすることで、葉物のローテーションを途切れさすことなく、出荷の回転率を上げることが可能になります。
また、軸がよく太り、一株当たりの重量が従来の小松菜よりもあるので、一束あたりの結束本数を節約することも可能です。
つまり費用対効果の高い小松菜であると言えるでしょう。
栽培のポイント
1. 排水・保水・通気性の良い土作りを行なう。
2. 夏まきでは特に適湿な土壌に播種する。
3. 収穫直後の連作はコナガの被害を受けやすく、立枯病の発生を助長する。
4. 極端な厚播きは、徒長や節間伸長しやすくなるので避ける。