プライム (BL-453)[ブロッコリー]
㈱ブロリード
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㈱ブロリード
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商品コード:002634
「この商品は野菜のタネです」
種苗情報
遅まき早どりでも使える早生種。
高品質アントシアンレス花蕾の早生種
特性
- 平坦地の8 月中旬播種で約90日で収穫となる早生種。
- 平坦地の夏まき栽培で、遅まき・早どりの作型に適する。
- 高冷地・冷涼地の6 月中旬~ 7 月上旬収穫、9 月下旬~ 10 月収穫の栽培に適する。
- 花蕾形状はスムーズなドーム型で、蕾粒が細かく締まりが良い。
- 草姿は半開張性でややコンパクトな草型となる。
- 花蕾に紫色(アントシアン)の着色が無い。
栽培の注意点
- 高温期の収穫では死花の発生や花蕾色が薄くなるなどの高温障害が発生する場合があるため、適期栽培を心がける。
- 初夏どりの作型では、定植後の活着が不十分だと収穫時に茎が短くなる場合があるので、定植時が低温の場合は適宜被覆資材等の活用を行うようにする。
栽培のポイント
畑準備
- ブロッコリーは日当たりが良く、排水性の良い圃場を好みます。排水の悪い圃場では高畝や溝切りなどの排水対策が必要となります。
- 堆肥は定植の約1 ヶ月前に施し、苦土石灰は約2 週間前に、化成肥料は約1 週間前までに施します。
- 総施肥量(元肥+ 追肥)10aあたりの成分量で窒素20㎏、リン酸25 ㎏、カリ20 ㎏程度が標準です。
- 施肥量は前作の残肥や土壌条件によって異なります。施肥設計は花蕾の品質に大きく影響します。
- 施肥前に土壌診断を行い、診断結果に基づいて施肥量の調整を行ってください。また有機質肥料を利用するなどバランスの取れた土作りを行うことも重要です。
播種・育苗
- 播種後は十分に潅水を行い、発芽するまでは用土を乾燥させないように注意します。発芽後は、日当たり・風通しの良い場所で育苗を行ってください。日当たりの悪い場所や風通しの悪い場所で行うと、過湿になり苗が軟弱徒長しやすくなります。
- 発芽適温が25℃前後であるため、高温期は遮光を行うなど、温度が上がり過ぎないように管理を行ってください。また、低温期は地温を確保するためにも、被覆資材などを利用して加温を行ってください。
- 定植前は外の環境に馴らす作業を行うと、定植後の活着がスムーズになります。
定植
- 栽植距離は条間60 ~ 70 ㎝、株間32 ~ 35 ㎝程度を基準とし10a当たり4000 ~ 5000 株程度を目安とします。育苗期間が長くなり老化苗になると定植後の活着が悪くなるため、適期での定植を心がけましょう。
- 降雨直後で圃場状態が悪い場合に定植を行うことも活着不良の原因となるため避けましょう。 乾燥時は活着を促すために、潅水を行いましょう。低温期はマルチや被覆資材を利用し地温を確保することで、活着促進につながります。
定植後の管理
- 追肥、中耕、土寄せ、薬剤散布などを適切な時期に行い、健全な生育を促しましょう。
- 追肥は一度に量を多く施すよりも、少量で回数を多く施すと効果が上がります。また、追肥と合わせて中耕と土寄せを行うと生育も促進され、除草効果もあります。
- 中耕、土寄せは追肥時以外でも、降雨後に土壌が固くなり根への酸素供給が不足した場合などに行うと効果的です。ただし、株が大きくなってからの中耕は、根を傷めてしまい逆効果になる場合があるので避けましょう。
- 病害虫は初期の予防を中心とした防除を徹底すれば、被害が少なくすみます。農薬に関しては用法や用量、登録の有無などを必ずご確認ください。
収穫
- 高温期の収穫は花蕾の形状が乱れたり、死花が発生する場合があります。収穫後も色変わりや傷みが進みやすいため、予冷や保冷が必要となります。
作型表
■商品と播種期
作型表の栽培時期は目安としてご利用ください。商品と播種期の選定については栽培地の気象条件や土質、その他を十分にご考慮の上、貴地に合わせた栽培を行ってください。
作型表の高冷地・冷涼地は北海道・長野県、中間値は埼玉県、平坦地は三重県、暖地は愛知県を目安として作成しております。