特長

• 栽培容易

  肥大性にすぐれる早太りの淡緑首品種。草勢が旺盛で吸肥力が強く、萎黄病の耐病性にすぐれ作りやすい。

• 播種期幅が広い

  生育は旺盛で耐暑性にすぐれ、葉が濃緑。根部の抽根が比較的少ないため耐寒性にもすぐれる。

• 食味がよい

  肉質は緻密で、特におでんなど煮食用におすすめ。

• 加工・業務にも向く

  低温時期に問題となる緑肉になりにくい。加工用としては、特に漬物用途に適する。

  ※SP…従来の「関白」に改良を加え、発芽後のそろい性を高めました。

栽培の要点

• 適期播種と適期収穫が大切

  本種はやや草勢が強いものの結球性、形状安定性にすぐれるので、従来どおりの施肥体系を基本とする。適作型の中で気温が比較的高めの作型では適宜減肥すること。

• 肥培管理

  高温期の栽培では、元肥を控えめとする。低温期の栽培では、肥料切れが生育の遅れやス入りの発生にもつながるので、最終間引き後に追肥を行う。

• 初期生育を順調に

  根の伸長時期にあたる生育初期は、品質と収量に大きく影響するため、間引きと同時に中耕管理を実施する。

• 保水・排水性のよい土づくり

  栽培期間中に乾燥や過湿を繰り返すと横縞症や根部の変形などの原因となる。堆肥などの有機物を施用し、保水・排水性のよい土づくりを心掛ける。

適作型

標準栽培適期表 ※適期表はその地域の栽培の目安としてご利用ください。