スイートコーン
F1
品種特徴
やや糯感があり、食味の良い甘味種。
糖度は16度程度。
穂重は約300g。
濃赤紫で穂先のしまりが良い。
播種後100日程度の晩生種。
草勢は強く、草丈は3mを越えることがある。特に早まきでは長大化するため播種時期に注意する。
栽培適期表
栽培方法
- 圃場の準備:日当たりが良く排水性・保水性の良い圃場を選定する。他品種のとうもろこしを栽培しているところから200m以上離れた圃場を選ぶことが望ましい。避けられない場合は、開花期がずれるようにタネまき時期を調整するなどの工夫が必要となる(他品種との交雑を避けるため)。
- 種まき~充実期:株間30cm、実付きをよくするため複数の条播きとし、1穴2~4粒播種する。本葉2枚期で2本残し、4枚期で1本にする。本葉2~3枚と草丈30cmの頃に土寄せを行うと望ましい。追肥の時期は幼穂形成期(花穂発生前)の本葉 5~ 6枚期と、雄穂抽出期の計2回行う。株元から発生した脇芽は根張りや肥大促進に有効なので、取らずに放任とする。出穂期の土壌乾燥は穂を小さくする要因となるため避ける。
- 収穫:収穫時期の目安は雌花出穂から25日程度となる。収穫適期は播種時期や生育状況によって前後するため、収穫期近くになればいくつか穂先をめくって充実度の確認を行う。
収穫適期の目安
①:先端の粒と粒の隙間が詰まりきっていない。粒の根本の黄色味が見える。※先端部はやや未熟でも、基部は適期になっている。 ⇒より甘みを感じやすく、みずみずしい。
②:先端まで粒と粒の隙間が無くなっている。粒全体が紫一色になっている。⇒糯感が強く、甘さ控えめで香ばしい。
※稀に完熟しても赤く着色しない果実が出現する場合があります。(遺伝的要因のため)ご了承ください。食用には問題ありません。
①
②