- とんがりパワーは、甘みがあってジューシー!苦み・ピーマン臭の少ないジャンボピーマンです。
この品種は、ナント種苗株式会社から販売されています。
ナント種苗株式会社さんは、スイカ・メロン・カボチャなどの瓜類で有名なメーカーさんですが、トマト・ほうれん草・大根・玉ねぎなどたくさんの品種を販売されています。
その中でも今回は、このジャンボなピーマン「とんがりパワー」の紹介で、営業の中辻さんに説明に来てもらいました。
- まずは、この「とんがりパワー」の特長から!
なんといっても、まず特筆すべきは、その大きさ!
手で持ってもあまるこの大きさです。
このジャンボな姿を直売所で並べてもらえば、お客様の 目をひく事にもなるかと思われます。
- 確かに大きいですよね。この大きさは、他のピーマンと比べて置いておくと、よくわかりますよね。
イメージとしましては、2倍~3倍はありますね。
- また、非常に肉厚かつジューシーで、パプリカに近い味になっている事も特長ですね。
独特のピーマン臭が少ないので、ぜひピーマンがキライな方にも、一度試してもらいたいです。 (特にピーマンが嫌いなお子様に!!)
生の「とんがりパワー」ピーマンと塩昆布をあえるだけで、カンタンおつまみに変身です!
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- コレはおいしいですね。この肉厚と甘みは、色々な料理に使えそうですね。
- さらに、カンタンに調理しやすい事も特長ですね。
普通のピーマンは、タネをとるのが面倒なんだよね〜って話をよく聞きますが、この「とんがりパワー」はタネが少なく、上部に固まっているので、取り出しやすく調理がラクラクです!
- また、栽培するときにも特長があります。それは、収穫幅が長い事です。
ピーマンは、花が咲いてから大きくなっていくのですが、通常サイズのピーマンであれば、小さいとボリュームに欠ける、大きくし過ぎると肉質・味も落ちてしまう事があるんです。
でも、この「とんがりパワー」は、この程度のサイズまで大きくしてからの収穫は勿論、小さい果実で収穫することも可能で、いつ収穫してもらっても、肉質や食味はほぼ変わりません。 いつでも「とんがりパワー」を味わってもらえます!
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ただ、栽培上の注意点もあります。
やはり、これだけ大きな果実をつけますので、その分「肥料と水」が必要になります。
一般的なピーマンは、夏場には1日に1株あたり2L必要と言われています。
とんがりパワーはそれ以上必要なので、水切れに注意してください。
肥料としては、窒素量で約5~10%ほど多く施肥する事が必要になりますね。■高温期対策
真夏の晴天日にピーマンが必要とする水分は1日に2L/株が目安。とにかくこまめに十分な灌水に努めることが重要。 尻腐れが見られた時は、カルシウム液肥の葉面散布で被害の拡大を防ぐ。
日焼け、尻腐れには遮光が効果的。
追肥の方法を少量多回数に変える。
黒マルチの場合は、夏は地温が上がりすぎるので、
①マルチ上に敷きワラをする。
②白マルチを重ねがけする。
③マルチを除去する。などの対策を行う。
- この「とんがりパワー」は肥料と水に注意すれば家庭菜園でもカンタンに栽培できますか?
- 普通に家庭菜園で栽培をしていくと、おそらく大きいものは初期にできるぐらいになってしまうかもしれません。
小さくなってきたと感じたら、いつも以上に肥料と水をあげて欲しいですね。
そして摘果する事も大切です。
大きい果実をたくさん実らせると木が弱ってしまいますので、大きく出来なくなってしまうんです。
最初に木をつくる事も大切ですが、大きい果実は少しにして、あとは摘果してしまうといいですね。
- 中辻さん、今日はありがとうございました。
- ありがとうございました。
みなさんも、ぜひ「とんがりパワー」を育ててみてください!
次回も特徴のある品種をご紹介させてもらいます!!