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e-種や|野菜種、花種と苗の三重興農社

野菜お助けガイド

ネギ

  • べと病

    べと病

    症状

    楕円形黄白色の大型病斑をつくり、多湿時に灰色のカビを生じます。

    原因

    4月~6月、9月~11月頃15~20℃で多雨。風通しが悪い排水不良畑、多肥条件で発生しやすい。

    対策

    潜伏期間が5~10日と短いので、まん延してから薬剤で病気を止めるのは難しく、発生前やごく初期からの防除が最重要。
    多発ほ場では作付けを見合わせたり、多肥栽培にならないようにします。

  • さび病

    さび病

    症状

    赤橙色でかさぶたのような小斑点をつくる、ネギでは最もよく見られる病気です。

    原因

    べと病とほぼ同じ条件ですがやや低温からも発生し、発生時期が長い。

    対策

    被害植物を放置しないでほ場衛生に注意します。
    予防と初発時の防除が重要です。
    薬剤の防除効果は比較的高いので、有効な薬を適切に使用します。

  • 黒斑病

    黒斑病

    症状

    すすのようなカビが同心円状に生じます。

    原因

    梅雨期や秋雨期の多湿、25℃程で発病しやすいと言われています。
    さび病やべと病、葉枯病よりも高い気温で発生しやすいです。

    対策

    肥料不足や過多にならないように注意しましょう。
    さび病やべと病の防除と同時期に、早めの防除を心がけましょう。

  • 葉枯病

    葉枯病

    症状

    黒斑病に似た不正円形淡褐色の病斑を生じます。
    また、中心葉に黄色斑紋病斑を生じさせる場合があります。

    原因

    先ず始めに梅雨期と9月頃、葉先などが枯れる症状が出て、その後黄色斑紋病斑が秋から冬にかけて現れます。
    べと病、黒斑病等の後に発生することもあります。

    対策

    肥料切れにならないように、施肥に注意し草勢を衰えさせない土作りを心がけます。
    薬剤散布は夏~秋の予防を徹底することが必須です。

  • 軟腐病

    軟腐病

    症状

    病原菌は細菌で、葉身の地際部が水浸状になりやがて内部が軟化腐敗し、特有の悪臭を発します。

    原因

    夏期、高温多湿、排水不良、多肥栽培で多発します。

    対策

    排水対策をとり、ほ場を乾燥させることが有効。
    発生が予想される作型では予防的薬剤を利用します。
    連作は避けイネ科などと輪作します。

  • 白絹病

    白絹病

    症状

    葉鞘の地際近辺、株元の周囲に白い菌糸や褐色の微細な粒状の菌核を形成し、葉の黄化や欠株となる場合があります。

    原因

    6月~9月の高温多湿条件で発生します。

    対策

    排水対策をとり、株元に水がたまらないようにしましょう。
    土寄せ時に防除しましょう。
    菌核の状態でほ場に残るため、被害が大きい場合は湛水や薬剤による土壌消毒を行いましょう。

  • 萎凋病

    萎凋病

    症状

    下葉が奇形となり黄変萎凋し、幼苗では立ち枯れになります。
    生育が進み症状が激しい時は茎盤、根、葉鞘が褐変腐敗し欠株となります。

    原因

    6月~9月頃高温条件で発生します。
    土壌伝染します。

    対策

    苗に感染しないよう、育苗培土は無菌な物を使用し育苗床は消毒します。
    連作はせず、発生ほ場は作付けをさけます。
    定植時に有効な薬剤を浸漬します。

  • 黒腐菌核病

    黒腐菌核病

    症状

    茎盤部から葉鞘の表面に黒い粒状あるいはかさぶた状の菌核が形成され、外葉が枯れ落ちます。
    発病が進むにつれ生育が著しく阻害され、枯死します。

    原因

    秋から翌春にかけての低温で発生します。

    対策

    菌核の状態で長期にわたって生存するため、被害株はほ場から持ち出しましょう。
    発病後の治療は難しいので、予防的な防除を心がけましょう。
    菌核の状態でほ場に残るため、被害が大きい場合は湛水や薬剤による土壌消毒を行いましょう。

引用元「株式会社トーホク 野菜専科」