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e-種や|野菜種、花種と苗の三重興農社

全日本花卉品種審査会 スターチス(シニュアータ)

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スターチス

(シニュアータ)

令和3年2月9日(火)和歌山県農業試験場暖地園芸センター(御坊市塩屋町)にて実施した。今回もこれまでと同様に、周辺産地での生産農家の管理方法に近い栽培とするため、夜温の温度管理を3℃で設定し、低温条件下での立毛状態と、年内までの切り花収量を併せて評価した。11月から12月にかけて高い気温に見舞われ切り花の収穫が一気に進んだ区では、その後の花芽の上がりが停滞する現象も見られた。

審査会の開催に際しては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策として、①原則として屋外または風通しの良い場所で実施②審査員が密集しないよう間隔に注意して審査を行う③会場での滞在時間は最小限にとどめる、といった措置を取りながら行うこととなった。

また、感染症の拡大による1月7日の緊急事態宣言の発令を受けて、今回の審査長を務められる農研機構野菜花き研究部門花き遺伝育種研究領域の山口博康・ゲノム 遺伝育種ユニット長は、リモート会議システムによるご参加となった。

審査会の開始にあたり、当日の進行を務める日本種苗協会花き専門委員会の藤田和義·委員(㈱ミヨシグループ)より代表謝辞があり、栽培を担当した岡本崇・主査研究員より耕種概要の説明を頂いた後に、立毛100点・収量点15点の115点満点による審査を実施した。

会場となった暖地園芸センター

会場となった暖地園芸センター

  • 耕種概要

    栽培場所

    和歌山県農業試験場暖地園芸センター内 フッ素系フィルム温室

    前作

    スターチス(作付け終了後にソルガムを植え付け、植物体は持ち出し)

    試供品種

    17点

    栽培規模

    1区8株、2反復

    植栽様式

    ベッド幅90cm、株間30cm、条間40cm、2条千鳥植え

    定植

    令和2年9月3日

    施肥

    堆肥(バーク堆肥) 3,000kg/10a
    基肥 有機配合肥料(N : P : K = 7 : 7 : 7) 窒素成分で7kg/10a
    追肥 10月下旬から月に2回液肥(OKF-2)を施用
    1回につき窒素成分で0.5kg/10a施用

    土壌消毒

    令和2年7月29日~8月21日 クロピクフロー処理+太陽黙消毒

    薬剤散布

    防除基準に従い、適宜実施した。

    9月8日ダコニール1000、プレオフロアブル
    9月29日チェス顆粒水和剤
    10月12日アファーム乳剤、ベストガード水溶剤
    11月27日パレード20フロアブル、チェス顆粒水和剤
    12月8日セイビアーフロアブル、ダブルフェースフロアブル、ベストガード水和剤
    1月15日コルト顆粒水和剤、ダニサラバフロアブル

    管理

    最低夜温3℃設定、自然日長で栽培を行った。株養成を図るため、生育初期の花茎を9月24日まで除去した。

    採花は11月11日から順次行い、収量調査は12月21日までとした。
    定植から9月24日まで遮光率60%の被覆資材により遮光を行ったが、曇雨天時には開放した。
    一部の区で別系統の誤植があったが抜き取りせずに栽培し、本来の品種のみを収量点調査に供した(8株に換算)。

  • 生育期の気象経過および生育状況

    定植直後の9月上中旬は雨が多く日照時間が少なかったが、気温は平年並みで活着は良好であった。9月下旬〜11月上旬の気温はやや低く推移したが、日照時間はほぼ平年並みで生育は順調であった。11月中旬から12月上旬は、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため日照時間が多く、気温が平年よりかなり高くなったため、多くの品種で開花が促進された。収穫が前倒しとなった品種では、その後、抽苔の鈍化や切り花長が低下した区が見られた。1月上旬の気温は低かったが、中下旬以降は高く推移し、生育は良好であった。栽培期間中の病害虫については、シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウは生育初期に、アブラムシ類、ハダニ類は1月まで発生したが、薬剤防除により被害は一部であった。褐斑病は、苗での持ち込みにより定植時から発生がみられたが、防除を行い被害は一部に抑えられた。また、灰色かび病の発生はほとんど見られていない。

    審査温室全景

    審査温室全景

    温室での審査の様子

    温室での審査の様子

  • 閉会および入賞品種の検討

    審査の終了後、藤田委員より和歌山県農業試験場暖地園芸センターヘの御礼と併せご挨拶が述べられ、閉会となった。

    会場での滞在時間を短縮するため、審査を終えた参加者にはそのまま解散して頂き、審査結果は後日、参加者および関係者に通知することとした。

    集計された採点結果をもとに山口審査長と公的審査員ならびに事務局で検討会議を行い、下記の通り入賞結果を確定した。

    審査結果【スターチス(シニュアータ)】(115点満点)

    順位立毛収量点合計等級品種名出品者
    184.5012.5497.041等特EW-793タキイ種苗㈱
    283.5010.7894.282等18PA㈱ミヨシグループ
    386.757.3894.132等WB1908住化農業資材㈱
    487.506.3393.832等18ZK㈱ミヨシグループ
    575.7515.0090.753等EW-544タキイ種苗㈱
    683.506.7690.263等SRN㈱ミヨシグループ
    1等特別賞「EW-793」

    1等特別賞「EW-793」

    1等特別賞「EW-793」アップ

    1等特別賞「EW-793」アップ

  • 審査員内訳

    官公審査員

    ・和歌山県日高振興局

    日種協

    ・花き栄養繁殖性植物部会員