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第72回 全日本野菜品種審査会 エダマメ(初夏どり)

72

エダマメ

(初夏どり)

令和3年6月24日(木)群馬県農業技術センター(伊勢崎市西小保方町)にて開催された。群馬県は国内を代表するエダマメ生産県であり、2019年の農林水産省統計においても、群馬県は収穫量や出荷量において全国第1位に位置している。

開催に際しては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策として、①原則として屋外で実施する②審査員が密集しないよう間隔に注意して審査を行う③会場での滞在時間は最小限にとどめる、といった措置を取りながら行うこととなった。また、今回の審査品目であるエダマメは、食味が重要な評価ポイントになることから、入念な感染対策を行いながら、審査員のみに食味確認を行う機会が設けられた。

また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今同の審査長を務められる農研機構野菜花き研究部門野菜花き品種育成研究領域施設野菜花き育種グループの川頭洋一・上級研究員は、リモート会議システムによるご参加となった。

審査会の開始にあたり、当日の進行を務める日本種苗協会技術研究委員会の榛澤英昭・委員(カネコ種苗㈱)より代表謝辞があり、栽培を担当した猿谷花恵・技師より耕種概要の説明を頂いた後に、立毛100点・収穫物300点の400点満点による審査を実施した。

審査圃場全景

審査圃場全景

立毛審査の様子

立毛審査の様子

  • 耕種概要

    栽培場所

    群馬県農業技術センター露地ほ場

    前作

    なし

    栽培点数

    11点

    栽培規模

    1区26株、2区制

    栽植様式

    畝間140cm、株間24cm、9224黒マルチ栽培、1本立て(5,952株/10a)

    播種

    3月29日 72穴セル成型トレイに1粒播き

    定植

    4月6日

    施肥

    〈基肥〉
    枝豆専用(5-10-10)100kg/10a
    苦土石灰80kg/10a
    苦土重焼燐30kg/10a
    畑のカルシウム100kg/10a
    成分量【N:P2O5:K2O=5.0:20.5:5.0】(kg/10a)
    〈追肥〉
    5月17日 NK17(17-0-16)17.7kg/10a
    成分量【N:P2O5:K2O=3.0:0:2.8】(kg/10a)

    薬剤防除

    以下の薬剤による防除を実施した。

    3月31日ダイアジノン粒剤5
    4月13日ダントツ水溶剤
    5月14日カスケード乳剤、メリット青
    5月26日アファーム乳剤、メリット青
    6月15日ダントツ水溶剤

    管理

    露地·トンネル移植栽培とし、移植後に白色不織布によるトンネル被覆を行った。その後、 6月13日にトンネル被覆を除去した。
    4月13日、5月7日に補植を行った。
    灌水は4月6日、4月8日、5月10日に行った。手取り除草を5月7日~10日、5月25日、 6月9日に行った。

    審査中の収穫調整作業

    審査中の収穫調整作業

  • 生育期の気象状況・生育状況

    生育期間中の気象状況について、平均気温は、4月1半旬は平年より4℃程度高く、4月6半旬~5月1半旬は平年より1℃程度低かった。その後は概ね平年並みで推移したが、6月1半旬~3半旬は平年より高く、6月4半旬は再度平年並みとなった。最高気温および最低気温は、平均気温とほぽ同様の傾向を示したが、5月4半旬は曇天が続き、最高気温は3℃程度低く、最低気温は 3℃程度高かった。降水量は、4月6日の定植後、4月3半旬までは0.0mmであったが、4月4半旬に平年の約2倍の24.5mmとなった。その後、4月5半旬~5月3半旬までは平年よりも小雨の状態が続き、5月4半旬~6半旬は概ね平年並みの降水量となった。6月に入り、再度平年よりも小雨の状態となったが、3半旬以降、降水量は増加傾向にある。日照時間は、5月3半旬~5半旬は墨天が続いたことで平年よりも少なく、特に4半旬は0.1時間と、ほとんど日照時間がない状態であった。その他は概ね平年並みとなった。

    生育状況について、種子発芽率は89~100%と良好であり、播種後、電熱マットにて地温25℃設定で管理した。開花期は5月17日から6月4日で、品種により大きく異なった。収穫状況は、3月22日に播種した区において開花期から30日~39日で収穫となったが、開花期が遅かった一部の品種では審査日までに収穫に至らなかった。

    病害虫の発生状況については、生育初期にアブラムシの発生がみられたため防除を実施した。生育中期に鱗翅目幼虫による葉の食害やアザミウマの発生がみられたため、防除を実施した。生育後期にカメムシの発生がみられたため、防除を実施した。病害はほとんど発生しなかったが、生育後期に一部の品種でうどんこ病が発生した。

    生育初期から中期は低温や強風の影響で生育が遅延気味であったため、防除を行う際に葉面散布剤を混用した。トンネル被覆の除去後も強風や降雨による倒伏が心配されたため、審査会直前までにトンネル弓にリストンテープを張り、倒伏防止を図った。

    食味調査については、各品種の収穫適期と思われた時期に十分に肥大した莢を収穫し、同日に沸騰した0.5%食潜水にエダマメを投入(エダマメ300gに対して食塩水1L)し、再沸騰後に3分間ゆで、直ちにザルにあけ、冷ました後に-20℃で冷凍保存した。審査会前日に5℃の冷蔵庫に入れ、自然解凍したものを供した。

  • 結果発表および講評

    審査の終了後は、群馬県農業技術センターを代表して園芸部の上村学・部長よりご挨拶を頂き閉会した。会場への滞在時間を短縮するため、審査を終えた参加者にはそのまま解散して頂き、審査結果は後日、関係者に通知することとした。

    集計された採点結果をもとに川頭審査長と公的審査員ならびに事務局で検討会議を行い、下記の通り入賞結果を確定した。

    審査結果【枝豆(初夏どり)】(400点満点)

    順位立毛収穫物合計等級品種名出品社
    182.75257.63340.381等特陽恵カネコ種苗㈱
    279.38260.63340.012等カネコ育成 福だるまカネコ種苗㈱
    380.00258.00338.003等雪印種苗育成 神風香雪印種苗㈱
    477.75258.57336.323等雪印種苗育成 月夜音雪印種苗㈱
    一等特別賞「陽恵」

    一等特別賞「陽恵」

  • 審査員内訳

    官公審査員

    ・群馬県農業技術センター
    ・群馬県農政部技術支援課

    日種協

    ・野菜種子部会員
    ・群馬県支部会員