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ハクサイ
（夏まき秋どり）
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ハクサイ
（夏まき秋どり）
令和2年10月15日（木）長野県野菜花き試験場（塩尻市宗賀床尾）にて開催された。
開催に際しては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策として、①原則として屋外で実施する②審査員が密集しないよう間隔に注意して審査を行う③会場での滞在時間は最小限にとどめる、といった措置を取りながら行うこととなった。
審査会の開始にあたり、長野県野菜花き試験場を代表して山口秀和・場長より開会挨拶があり、続いて日種協技術研究委員会を代表して榛澤英昭・委員（カネコ種苗㈱）より謝辞が述べられた。その後、農研機構東北農業研究センタ一畑作園芸研究領域の塚崎光・上級研究員を審査長として審査手順などの打合せを行った。その後、栽培を担当された保勇孝亘・技師より耕種概要の説明があった後に、圃場に移動して立毛100点・収穫物300点の計400点満点の審査を実施した。
立毛審査の様子
試験場スタッフによる収穫作業
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耕種概要
栽培場所
長野県野菜花き試験場 32号圃場（標高750m）
土質
表層腐植質黒ボク土
前作
ブロッコリー
試供品種
16点
栽培規模
1区72株(8列×9株）、2区制
栽植様式
株間50cm、うね幅45cm、4,444株/10a
播種
8月4日 200穴セルトレイ白に1粒播き（育苗培土：与作N-20)
定植
8月24日
施肥
基肥：8月11日 BB-N552（15:15:12）133kg/10a
F·T·E：（MnO:19.0%、B203:9.0%）6.0kg/10a
成分量：【N:P2O5:K2O = 20:20:16】（kg/10a)薬剤散布
令和2年度長野県病害虫・雑草防除基準に基づき下記薬剤を施用した。
8月4日 ミネクトデュオ 40g/セルトレイ 8月11日 ネビリュウ 20kg/10a 9月2日 Zボルドー 500倍、トルネードエース 2,000倍 9月9日 Zボルドー 500倍、 アファーム乳剤 1,000倍、 ウララDF 2,000倍 9月11日 Zボルドー 500倍、モスピラン顆粒水和時 2,000倍 9月16日 シグナムWDG 1,500倍、 スピノエース顆粒水和剤 5,000倍、 モスピラン顆粒水溶剤 2,000倍 9月30日 アミスター20フロアブル 2,000倍、プレオフロアブル 1,000倍、 アドマイヤーフロアブル 4,000倍 10月5日 フェリオゴールド 1,000倍、 エスマルクDF 1,000倍、 アディオン乳剤 1,000倍 10月12日 コテツフロアブル 2,000倍 
収穫物審査の様子
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生育期の気象状況・生育状況
生育期間中の気象状況について、気温は8月第5半旬から9月第5半旬まではやや平年値より高めに推移した。9月第5半旬以降は平年値並みで推移した。降水量は、生育前半は平年並みからやや少ない状態で推移した。9月第5半旬以降は平年並みからやや多い傾向だった。8月の日照時間は長かったが、9月以降は平年並みからやや短い傾向であった。
生育状況について、出品品種の発芽揃いは良く、苗の生育は概ね順調であった。8月の干ばつが原因とみられる活着不良による枯死株や、強風による枯死株がみられた。定植後約2週間以内に枯死した株については適宜補植した。生育中期以降、病害虫による目立った被害はみられなかった。
閉会および入賞品種の検討
審査の終了後は、塚崎審査長よりご挨拶が述べられ閉会となった。
参加者の滞在時間を短縮するため、審査を終えた参加者にはそのまま解散して頂き、審査結果は後日、関係者に通知することとした。
集計された採点結果をもとに塚崎審査長と公的審査員ならびに事務局で検討会議を行い、下記の通り入賞結果を確定した。
審査結果【ハクサイ（夏まき秋どり）】（400点満点）
順位 立毛 収穫物 合計 等級 品種名 出品社 1 81.82 250.10 331.92 1等特 タキイ交配 No.1419 タキイ種苗㈱ 2 84.45 245.18 329.63 2等 サカタ交配 CO-543 ㈱サカタのタネ 3 80.91 245.18 326.09 3等 カネコ交配 N-1710 カネコ種苗㈱ 4 79.64 245.73 325.37 3等 タキイ交配 No.1417 タキイ種苗㈱ 
1等特別賞「No.1419」
審査員内訳
官公審査員
・農研機構野菜花き研究部門
・群馬県農業技術センタ一
・千葉県農林総合研究センター
・長野県野菜花き試験場日種協
・野菜種子部会員
・長野県支部会員