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アレッタとは
ブロッコリー×ケールの新野菜
ブロッコリーとケールを組み合わせてできた、新しい野菜です。
なばな等よりも濃厚な甘みがあり、つぼみはもちろん、葉や茎まで美味しく召し上がっていただけます。
アレッタは栄養満点!
ビタミンKやカロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。
新野菜 アレッタ2(ブロッコリー×ケール)
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アレッタ2お奨めポイント
① ブロッコリーの生産資材(*注)を使って播種から収穫まで可能!
② 長期間収種可能で収量によりブロッコリーの数倍稼げる!(後の収量調査資料参照)
③ 栽培が容易!(ブロッコリーと同じ施肥設計で収種開始後追肥主体の管理)
④ 収穫作業を急がず済む(ブロッコリー収種と併用でき、冬期間の新たな収入源!
⑤ 市場流通が少ない為、価格の崩れなく安定している。
⑥ 栄養価が非常に高く、差別化商品として狙える。
注意!
「アレッタ」での登録農薬はありません。
非結球あぶらな科葉菜類、なばな類もしくは野菜類で登録のある農薬のみ使用可能ですので注意して下さい。 -
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栽培スケジュール(冷涼地)
・頂花蕾収穫開始が早く、大株になり葉枚数とともに側枝が多くなる。
・6月からの気温上昇期、コナガ・アオムシに注意!
・9月中旬以降、気温が下がってくる頃からはヨトウに注意!・7月下旬以降、高温で雨量が多い時は、収穫した部位から腐る恐れがある。出来るだけ晴れた日を頂花蕾収穫にあて、切り口を乾かすことが大事(消石灰の粉を切り口に塗布すると、殺菌+乾燥の効果あり)
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栽培スケジュール(関東参考基準)
・頂花蕾収種開始が早く、大株になり葉枚数とともに側枝が多くなる。
・気温が高い時期の栽培スケジュールとなり、虫害に注意が必要。
・夏~秋にかけて、シンクイムシ・コナガ・アオムシ・ヨトウに注意!・春先の病鳥害注意!
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播種・育苗管理
128穴セルトレイ(1トレイに培土約4L) セルトレイは地面に直接置かず、20cm以上の高床で管理し、根がトレイの外に出るのを防止し、根鉢の形成を促す 気温が高いときには遮光が必要となるため、
ハウスやトンネルの雨よけ設備内での育苗がお奨め定植適齢期の苗
播種後20~25日で本葉2.5~3葉、徒長していない
抜いても培土が崩れない
※根が黒ずんでいれば、根腐れや老化で、活着が悪くなる
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播種・育苗管理
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初春育苗
窒素150mg/L程度
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春〜夏育苗
窒素100〜150mg/L程度
- 培土
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温床やトンネル等で地温を10℃以上確保し、地温28℃を目標とする
乾燥に注意する -
地温が30℃を超えないように遮光等でハウス内管理し、乾燥に注意する
- 発芽まで
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育苗培土の乾燥状況を確認しながら、随時潅水する
温床やトンネル等で地温を10℃以上確保し、日中は適度に開放して、蒸れを防ぐ -
育苗培土の乾燥状況を確認しながら、随時潅水する
地温が35℃を超えないように、遮光等でハウス内管理する - 育苗初期
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育苗培土の乾燥状況を確認しながら、随時潅水する
本葉展開後は低温に耐えるが、地温5℃を確保する
定植前1週間は潅水を減らし、ほ場環境に慣らせる -
高温期の晴天日は毎朝潅水を行う
ハウス内が高温であれば、屋外で管理する
定植前に1週間は潅水を減らし、ほ場環境に慣らせる - 育苗中後期
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定植準備①(圃場の選定・土壌改良)
好適pH6.0〜6.5
pHが低く湿潤な土壌では生育不良となる。また、根こぶ病は酸性で発生助長 → 土壌診断を活用して、pHを矯正
排水性のよい土作り
完熟堆肥を投与し、肥沃で保水性、排水性のよい土作り。有機質豊富な土壌を好む
→ 有機質肥料や有機質の改良資材がお奨め堆肥や緑肥を施用
毎年1回施用を推奨(2〜3t/10a)
ただし、未熟な堆肥や過剰投与は、病原菌の活性化などの問題出る -
定植準備②(圃場の選定・土壌改良)
アブラナ科野菜の連作を避ける
連作で根こぶ病などの重要病害が多発する
→ ムギなどイネ科作物や緑肥などと組み合わせて、最低でも年1回の輪作を行うホウ素欠乏に注意
→ 微量要素資材やホウ素配合肥料がお奨め
土壌改良は定植1ヶ月以上前に
堆肥や土壌改良資材は定植の1ヶ月以上前に施用し、よく土と馴染ませる
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定植準備③(施肥例)
頂花蕾収穫時まで
肥料名 基肥(袋) 追肥(袋) 備考 レオグリーン特号 10 濃縮堆肥。ペレット状のため撒きやすい BMフミン 5〜6 総合土壌改良剤
(腐植+石灰+ようりん+微量要素)エコレット 5〜8 1/回 低コスト堆肥入り肥料 基肥成分量(kg/10a)
N:12〜14 P:8〜14 K:8〜14・収穫期まで肥料を効かせを株の生育を促進させるためブロッコリーより多肥とする。
※(頂花蕾収穫後)・降雨量にもよるが、20~30日おきに追肥を行い、肥切れがないよう注意する。
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定植〜活着
・セルトレイ育苗定植時の苗の大きさは本葉2.5枚〜3枚
(定植遅れは活着不良の原因となる)・株間は広めにとる。
・乾燥時は株元に十分灌水しておき、遅延なく活着させる
・定植する時間帯は、曇天の夕方がベスト
・活着するまでは極端に乾燥させないよう灌水を行う
上記で栽植密度は2,200~2,800株/10aとなります
※条間を広く取る事で、収穫作業性が良くなる。
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クワ入れ
活着後、株間に三角ホーなどを2回程度差し込み、株間に空気を送り込む
→ 根張りを促進する -
土寄せ(1回目)
定植後10日〜2週間頃を目安に(本葉4〜5枚)、土寄せ・除草を行う
→ 排水性向上で病害・生理障害減
早期除草で雑草繁茂を防ぐ雑草を切り落としながら
本葉の付け根(子葉の上)までを土寄せ -
追肥・中耕・除草
定植後1ヶ月頃を目安(本葉8~10枚)に、通路を追肥・中耕・除草する
→ 硬くなった土壌をほぐして、生育を促進する土が軟らかくなるとともに、先端の根が切られて、根張りが促進される
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土寄せ(2回目)
中耕後、再度株元までしつかり土寄せする
→ 倒伏防止・雑草防除雑草を埋めるように
クワないし管理機で株元までしっかり土寄せ -
中耕・培土・(追肥)
2回目の土寄せ後1~2週間を目安に(本葉12枚程度)、 中耕と培土器でしっかり培土する
→ 倒伏防止(台風対策)・必要に応じて追肥も行う
正回転でゆっくりと
幅と深さは土質と生育に合わせて調節 -
追肥・かん水
・雨量にもよるが、20~30日おきに追肥を行い、肥切れに注意する。
・1回につき、エコレットを1袋/10a施用。
肥料不足の目安
生育の遅れ・葉色薄・ツヤ無し・側枝が少ない・冬期は雨が少なく乾燥しやすくなるため、そのような圃場では適宜畝間かん水を行う。
→ かん水により、追肥の効果を向上させ、微量要素も合わせて供給できる。 -
病害虫防除
・アレッタは登録農薬が非常に少ないので、農薬だけに頼らない耕種的防除を心掛ける。
(登録農薬:非結球あぶらな科葉菜類、なばな類、野菜類)・台風、大雨などの降雨、強風で葉や根が傷んだ時には、病気予防を行う。
・虫害については、発生初期に徹底して防除する。
耕種的防除
・アブラナ科連作を避ける。
・必要な施肥を土壌診断を元に行う。
・排水対策を徹底する(圃場選定・高畝栽培)
・土壌酸度の調整(pH6.0~6.5に調整する) -
頂花蕾の収種方法
①時期
・頂花蕾の直径が500円玉前後、花雷位置が葉よりも低い位置で収穫する。
・頂花蕾から10〜15cmのところで主茎をカットして収穫する。②切り方
・先端にナイフまたはカッターなとで切れ込みを入れて行う。
※このとき、切り口に水が溜まらないように斜めにカットする
※頂花蕾下の脇芽も収量に影響するので、切りすぎないように! -
生育ステージ
アレッタ 苗
定植直後
定植後2週間ごろ
定植後1か月ごろ
定植後2か月半ごろ
定植後3か月ごろ
(頂花蕾穫時期)定植後4か月ごろ
(側枝収穫時期)
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側枝の収穫方法
※頂花蕾を収穫すると側枝の伸びが早まる①時期
・側枝が出荷規格程度になったときに行い、遅れないようにする。
→ 収穫が遅れると、次の脇芽が伸びず収穫が遅れる。収穫後の品質低下も早くなる。
・目安として、第1側枝を収穫した後第2側枝が収穫できるのは、約20〜30日後②切り方
・第1側枝の下葉を1~2枚残し、出荷規格に合わせて収穫する。
・第2側枝の切り方については、第3側枝を収穫する場合、下葉を1枚残して収穫する。
③高温時の側枝花蕾収穫について
・収種物の温度管理には、十分注意する。
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側枝の収穫適期
収穫適期
蕾が葉よりも低い位置にある
収穫遅れ
蕾が葉から飛び出している(食味低下の懸念あり)
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出荷規格サイズ例 頂花蕾位置まで
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アレッタ2春作 収量調査結果
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アレッタ2冬作 収量調査結果
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